手作りクラウンの作り方。~ワイヤーワーク②~

móliye

2012年04月12日 21:08


ブログをごらん頂いているみなさま、ごきげんよう!!
mòliyeでございます。(*ゝω・*)ノ"


引きに引いたクラウンの作り方、ようやく続きです。


前回はワイヤーワーク①、ということでワイヤーの基礎の基礎をちょこっとさわっただけでしたので、今日はいろんなモチーフの作り方などをご紹介したいと思います。



【※モチーフの作り方の前に、ワイヤーの扱いかたを少々】


一般的にワイヤーはどんな素材(アルミ、銅、真鍮など)でも、コイル状に巻かれて売られています。なので、使用するときはその湾曲したワイヤーのくせを少し伸ばしてから作業するとやりやすくなります。


そこで注意するべきなのが、『ワイヤーの向き』です。


ワイヤーは向きに沿わずにひっぱるとねじれてしまうので、ねじれる事のないように気を付けながら作業する必要があります。



このワイヤーは今中央部分で一回転してしまっていますが、これはワイヤーを間違った方向にひっぱった為こうした状態になっています。

ワイヤーの正しい向きは青い矢印の方向ですので、ひっぱった時に回転しているのに気付いたら決してそのままひっぱらずに正しい方向へ伸ばし直します。


ではでは、さっそくモチーフ作りに入ります。



Chapter 4.2 ワイヤリングでモチーフを作る



ここでは、初心者の方でも簡単に作ることのできるビーズモチーフの作り方を2種類ご紹介します。


まずは、ビーズ4個で作るかんたんなお花のモチーフから。
今回は細いステンワイヤー(線径0.3mm)と直径4mmのラウンドビーズで。

モチーフを作る時は、できるだけ線径の細いしなやかなワイヤーを使うと失敗することなく作る事ができます。ビーズもあまり大きいとモチーフを作れないので、小さめのラウンドビーズを選びます。


【お花のモチーフの作り方】



↑の写真のように、ワイヤーにビーズを通してから・・・



2個目と3個目の間のちょうど真ん中から半分に折り曲げます。



そしてそのままワイヤーをねじるだけ!簡単ですね。

このとき、ビーズの間がゆるんだり間隔が空いたりしないようにきっちりビーズを寄せてから根元まで綺麗にねじります。

※ワイヤーはねじりすぎると切れてしまうので、緩みもなくかつ切れる手前までねじります。これはやっていると次第に感覚が掴めると思います。

ねじる方向は右回りでも左回りでもどちらでもいいですが、必ず毎回同じ方向にねじるようにします。




ビーズを5個にしたり、さらにビーズの種類を変えるとこのようになります。(右の写真の下の花モチーフは直径3mmのスワロフスキービーズ(ラウンド)を使用)



【葉っぱのモチーフの作り方】


続いては葉っぱのモチーフの作り方です。

先ほどよりもほんの少しだけ慣れが必要ですが、作り自体は非常にシンプルです。葉っぱモチーフには、直径約1mmの極小のシードビーズを使用します。



まずワイヤーにシードビーズを通します。

作りたいモチーフの大きさにもよりますが、この作り方で作る場合は奇数個用意します。ここでは、15個使用しています。より大きい葉っぱにするときは17個、19個・・・小さくしたいときは13個や11個、という感じで増減させます。



ビーズを通したワイヤーを楕円形にして、根元で軽くねじります。このとき、ギリギリでねじるのではなくビーズ2個分ほどの間隔を空けます。なのでこの時点では、ビーズとビーズの間はゆるゆるのままです。



ここで、通したビーズの中央にくるビーズ(ここでは8個目)をペンチで掴んで、



そのビーズを180度回転させます。この時ビーズの間の間隔に余裕がないと回転できないので、回らないときは根元のねじりを少しだけゆるめます。撮影のためペンチだけで固定してますが、実際には葉っぱを手で固定しながらペンチでひねるように回転させます。



そして根元をもう一度きっちりねじって、葉っぱモチーフのできあがり。15個のシードビーズで、長さ約12mmの葉っぱを作れます。

先端をねじらずに作ってもいいのですが、この方が葉っぱの先のとがった感じが出せるのでぜひチャレンジしてみてください。


以上、非常にシンプルなモチーフですが、ビーズをそのまま使うだけでなくポイントポイントにこうした小さなモチーフを入れる事でかんたんに手の込んだ雰囲気を出すことができます。

何より、ビーズの種類をたくさん用意しなくてもいろんな表情を出せるところがワイヤーワークの醍醐味でもあります。



これまでで作ったモチーフだけでも、こんなに可愛らしいオブジェになりました。


これらのかんたんなモチーフの作り方を踏まえて、クラウンの装飾に必要なモチーフを作っていきます。



作り方は上記の作り方のまま、使用するビーズを変えるだけで様々な雰囲気を出すことができます。

今回使用したのは、淡水パールに水晶、スワロフスキービーズ、メタルビーズ、ラインストーン、シードビーズなど。

これをクラウンの土台の直径に合わせて複数個作って、土台につけていけば完成です。


私は大中小3種類作っていますが、大小2種類だけでも交互にクラウンに留めつけていくと高さが出てクラウンっぽくなります。※手書きしてるサイズは、モチーフの大きさ指定、()内のサイズは必要なワイヤーの長さです。
もう少しワイヤーは長い方が作りやすいかもしれません。。。




ではでは、今日はこのへんで!!次回は今回作ったモチーフをクラウンに留めつける作業と、仕上げの段階に入りたいと思います。

ようやく終盤!出来上がりまではあと少しお待ちを~~☆ヾ(´∀`)q



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