手作りクラウンの作り方。~装飾から仕上げまで~

móliye

2012年04月18日 15:59


こんにちは!!mòliyeでございます☆(o´ω`o)ノシ


さて、前回はワイヤリングでかんたんなモチーフを作るところまでをお送りしましたので、今回はいよいよそれをクラウンに取りつける作業へ入ります。

ここでの作業は大そうなテクニック等を要しませんので、(これまでも大して出てきませんでしたが)とにかく根気よく丁寧に!!それが綺麗に仕上げるコツです。



Chapter 5. 土台に枝を取り付ける


土台に取りつける大小の枝を複数個作りましたら、土台に合わせて等間隔に並べて、配置を決めます。

今回は3種類の枝を取り付けるので、大を4個、中を4個交互に並べたあと、その間に小を8個取り付ける、という寸法にしてます。

大小の2種類だけで作る場合は、大小交互に並べるだけですので簡単ですね。


ここでは現在放射状に並べてますが、実際には土台の円に対して垂直になるように取りつけます。大体どのくらいの間隔を空ければばよいかの目安を付けたら、枝をクラウンに取りつけて行きます。


※この時、等間隔に枝を付けていかないとバランスが悪くなるので注意します。不安な場合は、クラウンにマーカーで小さく印を付けると良いでしょう。上下左右4ヶ所に印を付ければ、後で見失うことなくバランスよく取りつけることができます。この後の作業で印は見えなくなりますので、大丈夫。



取りつける前に、まず枝の端の余った部分を根元から3cmほど残して切りそろえます。

枝の枝ぶりやモチーフの形などは全部が全部完璧にそろっていなくても構いません。全ての枝を必ず全く同じように作るのは、慣れていても難しいものです。

ですが、枝の背丈だけはかならず揃えるようにしましょう。

でないと、クラウンに取りつけたときにそれぞれの枝の高さが微妙に違うとちぐはぐになってしまいます。長さが足りない時は、根元部分を多めにねじるなどして調整します。



土台に対して枝を垂直にあてがったら、二本の枝の足を前後に開
いて土台を跨ぐように一本ずつ巻きつけていきます。

ここで二本まとめて一方向に巻いてしまうと逆側からの力に対して弱くなってしまい、倒れやすくなるので必ず一本ずつ反対方向に巻いていきます。

※端から一個ずつ順序よく取りつけて行くと、あとで隙間が足りなくなったり間隔がずれやすくなるので、対角線上に交互に取りつけていくと◎。



巻き終わったところ。

枝の根元は隙間のないように、ひっぱりながら巻くようにしましょう。この時盛大に土台がゆがみますが、あまり気にせずにしっかり巻きます。

土台にあらかじめ巻いてある細いワイヤーのおかげで、滑ることなくきっちりと固定することが出来ます。


※ここで気を付けなければいけないのは、ワイヤーの巻き終わりを
そのままにしないことです。

ワイヤーの切り端は尖っていてケガをする可能性があるので必ずペンチで土台に沿わせて寝かすようにします。

土台に巻いてあるワイヤーとワイヤーの隙間に埋め込むようにするとうまく寝かすことができます。巻き終わりを指で触ってみて、尖った部分が指にあたらなければOKです。




枝を全部とりつけたところ。

土台も枝もまだあちこち歪んでたりしてますが、あともう少し作業が残っているので綺麗に直さなくても大丈夫。また歪んできますので。


ここまで来たら、あともうひとふんばり!!最後の仕上げへと参ります。




Chapter 6. 土台の根元にビーズを巻きつける


枝をクラウンに取りつけただけでは、ワイヤーをぐるぐるに巻いたのが丸見えですので、それをうまく隠しつつ華やかさをプラスしていきます。



簡単なのは、このようにしてクラウンの円周に沿ってビーズをぐるっと取りつけるだけのやり方。

一周だけでも、違うサイズのビーズを二周してもよいです。ここはお好みで。写真のビーズはマザーオブパールの丸玉(直径4mm)。


シンプルで整った感が出るので、すっきりさせたい場合はこの方法で。テグスに通したビーズをぐるっと一周して、さらにテグスで土台に巻きつけていけば完成です。この時、一個一個細かく巻いていくとずれずに綺麗に仕上がります。

余裕のある場合は、コチラの方法でも。



枝を作ったのと同じビーズを、ランダムに留めつけて行く方法です。
土台部分を隠すように、上下左右斜めにビーズを細かく留めていきます。

テグスでも出来ますが、ワイヤーで留めるとビーズ一個一個の向きを
それぞれ留めつけたい方向で固定できるので、ここではワイヤーで留めています。たんにmòliyeがテグスを非常に苦手としているだけなんですが・・・。ここはどちらでも可!!

一周したら、ようやく完成です☆

※この方法は意外と大量のビーズを使用するので、時間と材料に余裕がある場合におススメです。



*    *    *



どアップで撮ってるので、手の荒れようが何とも気になって(^^;)ワイヤーで作業すると、どうしても爪も指先もボロボロになってしまいます。

それに、パールや水晶などの天然石を扱う際は、手あかや皮脂などがついてしまうと輝きが失われたり質が悪くなってしまうので、なるべく手を洗って乾燥させておく必要がありますので。。。(mòliyeは手指用の消毒液を使ってます)なので、もうガッサガサのボロッボロに(笑)


かなり長々~~と説明してきましたが、ほんのちょこっとでも参考にして頂けると幸いであります。
完成品は、次回!!引っ張ってすいません(;¬∀¬)



完成編はこちらから→http://tiarademiyam.ti-da.net/e3412834.html


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